出世できないとみじめな5つの理由、職場で後輩が上司になりました。

部下が上司

「入社して何年後にはこんな仕事を任されていたい」

「何年後には管理職に就いていたい」

あなたにはこのような仕事での将来設計はありますか?

きっと社会人であればほとんどの人が、

『出世』して管理職になるという将来設計を

一度は描くでしょう。

ですが、

あなたの会社で年齢は高いのに

管理職でもなければチームの責任者でもないような

出世をしていない人はいませんか?

年功序列でいつか出世していくものだと思っていたはずが、

なぜか1人だけ取り残されて、

出世することなく何年も変わらない立場で

若手社員と同じ仕事をしている人がいるのが現実です。

もしも自分がその立場になってしまったら

どのように思うでしょうか?

『惨め』『情けない』『劣等感』

こんなネガティブな感情で溢れそうですよね。

では、

何がそんな惨めに感じるのか、

何を情けなく思うのか、

誰に劣等感を感じるのか、

大きく5つの理由に分けたので

  • 自分だけ出世できない
  • 後輩が上司になる
  • 給料で差がつく
  • いつまでも現場で仕事をしている
  • 職場で浮いた存在になる

見ていきましょう。

自分だけ出世できない

1つめの理由は、自分だけ出世できない事です

40代、50代になり

同期は係長や課長、さらには部長など

どんどん管理職へと出世していきます。

そんな同期を羨む一方で、

自分も真面目に仕事に取り組んでいるのに、

出世なんて全く見えてこないまま

若手社員と同じような仕事をこなしています。

このまま定年まで自分は

一度も出世が出来ずに終わるのか、

どんどん後輩に追い越されて

後輩の背中を追って働き続けなくてはいけないのか、先の見えない大きな不安に襲われます。

会社にいても常に周りと比べてしまい、

劣等感を感じては落ち込み、

同期や後輩の忙しく働く姿を見ては焦り、

惨めな思いをして、自分が情けなくなります。

そんな気持ちを毎日抱えていると

だんだん仕事に行くことすら憂鬱になり

仕事に真面目に取り組むモチベーションも低下します。

そこまで気分が落ちてしまうと負のループです。

仕事のパフォーマンスも低下し、

余計に出世への道が遠ざかってしまいます。

仕事が憂鬱になりすぎて、

精神的に参ってしまうこともあります。

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後輩が上司になる

2つめの理由は、

「後輩が上司になる」ことです。

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これは同期の出世を見るよりも

だいぶ辛いことですよね。

その後輩が入社してきた時、

会社のことや仕事のことを自分が教えてきたのに、

いつの間にか自分の上に立つ人間になり、後輩から仕事の指示を受けることになります。

こんな屈辱的なことはないですよね。

仕事だから仕方ないとはいえ、

上司である後輩の承認を貰わないと

進まない仕事もたくさんありますし、

仕事を確認してもらうために、

お願いしなければいけない立場になります。

もちろん後輩側もやりにくさを

感じる時もあると思います。

お世話になった先輩に対して

上司として指示やアドバイスをしなければいけない。

指摘しづらいところも

上司という立場である以上、

きちんと仕事として注意しなくてはいけない。

お互いに気まづかったりギスギスしてしまったり、

いい影響はほぼないですよね。

給料で差がつく

3つめの理由は、

「給料で差がつくこと」です。

管理職になれば、基本給も違いますし、手当もボーナスも全てにおいて条件が良くなります。

責任が増えて苦労することもありますが、

結局はいい給料さえ貰えれば、

仕事を頑張る原動力にもなりますし、

家庭を持つ人ならば、

家族に不自由させることなく養うことが出来て

気持ちの余裕も生まれます。

しかし反対に、

いつまでも出世が出来ないと

毎月の給料はもちろんボーナスも

ほとんど上がりません。

それでは将来の不安がどんどん大きくなります。

不安が大きくなり、転職を考えたとします。

しかしその頃にはもう年齢も上がっています。

20代、30代のうちならまだまだ

他の会社に雇って貰うチャンスがありましたが、

40代、50代の転職となると

条件や雇用形態に大きく違いが出ます。

それこそ家庭がある人は、

今の会社よりも条件が下がるところなんて

ありえない話ですよね。

家族に転職を言い出すことすら

とても大きなハードルになります。

むしろ言い出せない人の方が多いです。

そんなリスクを取るくらいなら、

我慢して今の会社で平社員として

定年までどうにかやり過ごそう

という判断になります。

いつまでも現場で仕事をしている

4つめの理由は、

「いつまでも現場で仕事をしている」ことです。

これは会社の業種や形態にもよりますが、

例えば工場をもつ会社だとしたら、

入社するとまず、工場での現場作業で

基礎知識や製品の特徴などを覚えていきます。

若い時は、工場内の色んな仕事に就き、

現場としての知識を全て吸収します。

そして経験が増えてきた頃、

係長や課長など管理職に出世し、

現場監督のような立場になります。

現場に全く顔を出さないわけではないですが、

基本的には事務仕事だったり、

営業や開発の仕事だったりと、

少し現場と離れた落ち着いた環境で

仕事をする事が多くなります。

しかし、管理職に出世できないと

いつまでたっても現場作業が続き、

体力の衰えていく40代、50代になっても、若手社員と同じ力仕事をすることになります。

若手社員からしたらベテランが同じ現場にいてくれると

何でも教えて貰えて心強いかもしれません。

ですが、こちらからすると

全然嬉しくない言葉ですよね。

作業着を来て現場作業をするよりも、

スーツやワイシャツを着て、

パソコンに向かって仕事をしたいと思えてきます。

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職場で浮いた存在になる

5つめの理由は、

「職場で浮いた存在になる」ことです。

仕事中であっても、

自分を置いて出世して行った同期や後輩には気を遣うだろうしお互いに気まずさがあると思います。

それが飲み会など、

お酒の席になったらどうでしょうか?

そんな相手と腹割って楽しくお話できますか?

お酒の席だと自然と会社の愚痴だったり、

仕事の愚痴だったり出てきますよね?

その時に上司になった同期や後輩の

愚痴を聞かされるのって辛くないですか?

どんな愚痴を聞いたところで、

結局は出世してるんだから、

幸せな悩みとしか思えません。

そんな嫌な思いするなら、

飲み会への参加も断りがちになります。

その時に自分の話をされてるかもしれないし、

腫れ物を扱うように誰もわざと

触れずに違う話をしてるかもしれません。

どっちにしろ、

飲み会を断っていくにつれて

周りとの温度差や気まずさが生まれて、

より自分が惨めに感じるようになり、

職場で浮いた存在になっていきます。

出世できないとみじめな理由(まとめ)

ここまで、

出世できないと惨めになる5つの理由を

見ていきましたがいかかでしたか?

  • 自分だけ出世できない
  • 後輩が上司になる
  • 給料で差がつく
  • いつまでも現場で仕事をしている
  • 職場で浮いた存在になる

1番の大きな理由は

同期や後輩が出世して上司になっていく

ということだと思います。

その人たちが上司になるということは、

自分の評価や、ボーナスの査定などを

全て決められることになるのです。

とても屈辱的であり、

明らかな立場の違いに情けなくなります。

ですが、こんなことを家に帰って

家族に愚痴ることも相談することも出来ません。

家族を不安にさせたくないし、

そもそもとても言い出しづらい内容ですよね。

それも余計に苦しめていることだと思います。

会社の方針や評価などによって

出世や人事は決まってくるので、

自分だけではどうすることも出来ない問題ですが、

出世できなくて惨めに感じている人の気持ちを

理解していくこともとても大切です。

自分が絶対にその立場にならないとは限りません。

もしもそうなった時に少しでも共感して、

気持ちが楽になるきっかけが

何かあればいいなと思います。