あなたは、入社後の10年間で一度も昇進や
昇給がなかったらどうしますか?
転職をしますか?
上司に直接かけ合ってみますか?
会社の制度にもよりますが、
一般企業であればほとんどが
10年間のうちに1度は昇進や昇給の
タイミングが来ると思います。
10年間、真面目に仕事に取り組んでいれば
もはやそれは当たり前のことですよね。
仕事量や内容が増えてるのにも関わらず、
昇進や昇給がないと納得いきません。
いつまでたっても新人と同じ扱いをされていては、
仕事への意欲もなくなります。
結論から言うと
- 出世コースから外れた
- 上司が原因
- リストラの前兆
- ゴマスリが下手なため
- 出世できない採用だった
ですが、中には
『10年間で1度も昇進がない』
という経験をしている人もいます。
それはどんな理由や原因が考えられるでしょうか。
そしてそうなった場合の対処法は
どんなことが挙げられるでしょうか?
一緒にみていきましょう。
出世コースから外れた
1つめの理由は、
『出世コースから外れた』ことです。
入社した時点で、
出世コースと呼ばれる部署に配属されて
将来を有望視される人もいるでしょう。
しかしそれもいつまで続くかの保証はありません。
順調に出世コースを進んでいると思っていても、
突然、その道から外れることも有り得ます。
それは例えばどんな時かというと、
会社のトップが変わった時が1番多いと言えます。
大手企業になればなるほど、
社内政治というのは付きものです。
どの派閥に属するかによって、
出世へも大きく関係してきます。
その社内政治でトップが変わることによって、
会社の方針も大きく変わっていきます。
今までトップだった人の
ライバル的関係の人に変わってしまったとしたら、
敵の派閥の部署や人間は目の敵にされますよね。
そこで今まで出世コースだった部署も
もう該当部署ではなくなったり、
人事異動でトップの都合が良いように
あっという間に変わってしまいます。
とても理不尽で厄介なことではありますが、
それが世の中の現実で、仕方無いことです。
ですから、今の出世コースが必ずしも
この先もずっと出世コースとは限らない。
コースから外れてしまった場合は、
昇進や昇給が見込めなくなることもある。
ということを理解しておきましょう。
そして、そのコースから外れた場合は
付き合う人間関係を広げて
また出世コースに戻る努力をしたり、
いっその事、出世を諦めて
今の立場のままの方が気楽だと切り替えるのも
大切な1つの手段になります。
上司が原因
2つめの理由は、
『上司が原因』ということです。
先程の『出世コースから外れた』でもあったように、
結局、仕事は実力だけではなく、
人間同士の都合で物事が左右される場合も多くあります。
今回お伝えしたい
『上司が原因』ということは
その中でも大きく分けて2つの理由があります。
その1つは、
上司が周りから嫌われているということです。
自分自身にはなんの問題もなくても、
上司が役員などのお偉いさんから嫌われている存在だと、
その部署は煙たがられる存在であり、
どんなにその部署で頑張って仕事をしていても
会社からの評価には繋がりにくくなります。
もう1つは、
上司から自分自身が嫌われているということです。
これも相性であったり難しいことではありますが、
自分が上司の立場だったら、
いくら平等に評価をしなければいけないとしても、
人間として好き嫌いの感情は出てきてしまいますよね。
その時に嫌われている場合は
どうしても不利な立場になります。
同じような人がいれば好かれている人の方が
優遇されるのが現実です。
この上司に関する2つの理由も
昇進には大きく関わってきます。
後者の場合であれば、
自分の日々の意識を変えるだけで
上司からの信頼を得ることができるかもしれません。
勤務態度を改めて見たり、
上司とのコミュニケーションを取ってみたり、
改善出来るところは積極的に行動してみましょう。
リストラの前兆
3つめの理由は、
『リストラの前兆』ということです。
会社の経営状況、雇用状況にもよりますが、
昇進をあえてさせずに、
自主退職を遠回しに促している場合もあります。
10年も昇進がなければ、転職という考えが
浮かぶのは当然のことだと思います。
会社からリストラするのは、
色んなリスクや制約などがあり面倒ですが、
自主退職であれば会社側は楽ですよね。
そのために会社側から雰囲気を出して
自主退職を進めようとしているかも知れません。
それでも自主退職しない人には、
最終的にリストラという形を取ることもあります。
あとは、ただ単に10年間で
昇進評価に繋がる実績不足だった場合です。
その場合は、そのまま昇進することなく
リストラを言い渡される事もあります。
自分では勤務態度も仕事も
真面目に取り組んでいるつもりでも、
あくまでも他人評価です。
自分が思っているよりも評価をされない事もあるでしょう。
その場合は気づいたら、
リストラ候補と呼ばれる立場になっているかもしれません。
どんな理由にしても、
10年間も昇進がない場合は
周りの人と比べてリストラの可能性が
高くなってしまっているのが現状です。
覚悟を決めて自主退職をするか、
どうにか現状打破して昇進に繋げるかは
自分で行動していかなければ
なかなかその立場からは変わらないでしょう。
ゴマスリが下手なため
4つめの理由は、
『ゴマスリが下手なため』です。
ここまで何度も伝えているように、
会社や仕事はあくまでも
人間関係の上に成り立ちます。
好感度の高い人と低い人では、
出世のスピードやレベルも変わってきます。
そのために重要なのは、
適度なゴマスリです。
社会人なら誰もがわかると思いますが、
上司は何歳になっても褒められたり
慕って頼られるのが好きですよね。
飲み会の度に、自分の若かれし頃の武勇伝を
語り出す上司はいませんか?
本心であれば聞き飽きた話であり、
そんな昔の自慢話に興味は無いですが、
ここで愛想良く上司にゴマスリできる人は
とても世渡り上手で評価も高い人が多くいます。
結局、自分の評価を直接下すのは直属の上司です。
その上司に好かれていれば、
多少の自分の利益にはなるはずです。
反対に、ゴマスリが下手な人は
上司の機嫌を掴むことができません。
そこでチャンスを逃してしまったり、
上司から好かれている後輩に
評価で負けてくるようになったりと
少しずつ差が生まれてきます。
仕事に直接的に関係ない部分ですが、
人間関係を築くにはゴマスリは
とても大事な戦法になってきます。
出世できない採用だった
5つめの理由は、
『出世できない採用だった』ことです。
これは転職して中途入社した人や、
契約社員の方などに多くありえることです。
それぞれの会社には、
「人事評価制度」
という昇進や評価などに関する規定があります。
その制度の中には年齢や社歴で
昇進が大きく左右される場合もあります。
例えば、社歴が10年以上経たないと
受けられない試験があるとします。
その場合は、中途採用で入社した人は、
新卒で入社していた人よりも
昇進試験を受けられる年齢は遅れてしまいます。
他にも、契約社員から正社員を
目指している人は多くいます。
しかし、会社の制度によっては
年齢や職種がかなり限定されていて、
結局は正社員になれるのは
ほんのひと握りということもあります。
このようなことから、
中途採用や契約社員の場合は、
新卒で入社している正社員よりも
さらに昇進までの道のりが長いことが有り得ます。
10年間昇進なしの場合の対処法(対処法)
ここまで10年間昇進しない場合の
5つの理由をみていきました。
- 出世コースから外れた
- 上司が原因
- リストラの前兆
- ゴマスリが下手なため
- 出世できない採用だった
この5つの理由を踏まえて、
考えられる対処法は、
まずは冷静に自分の上司や、周りの環境を分析することです。
自分の置かれている部署や
上司が原因であれば、
部署異動を希望したりと
行動に移せることがあります。
自分の周りとの人間関係に問題を感じる人は、
少しずつでもコミュニケーションを増やし、
信頼関係を築いていくことも大切です。
これはすぐに行動に移せることですよね。
会社の制度的に無理がある場合は
転職も1つの手段です。
ただし転職にはもちろんリスクも伴います。
家庭を持つ人は、家族にも相談してみましょう。
それぞれの状況に応じて、
自分の出来る行動は変わってきます。
客観的に会社や自分を分析してから、
最適な行動を選べると
この先の未来も変わるはずです。
ぜひ実践してみてください。