底辺仕事ランキング！底辺仕事の現実とは裏側で何が起こっている？

建設会社では、社員は2つのグループに分けられています。

端的に言うと技術者と作業員です。技術者は、資格を持っていてその現場を取り仕切る役目を担います。

ここで言う資格は、1級施工管理技士や監理技術者のことで、取得するためには試験に合格することに加えて特定の学歴や経験年数が要件となっていて、すぐに誰でも取得できるものではありません

技術者は現場では作業はあまりせずに、指示や工程の調整などを行います。

一方、作業員は、技術者の命令を受けてひたすら作業をします。

機械化が進んでいても、資材の荷下ろしや型枠大工など手作業で泥にまみれて行う作業はまだ多くあります。

作業員たちは時には年下の技術者から顎で使われ、怒鳴られています。勿論、給与も技術者に比べて資格手当が無い分劣ります。

私も資格を取得するまでの数年間は下働きをしました。

それは技術者になって現場を仕切るために必要な経験だと言われましたが、しんどかったです。

朝からこきつかわれて10時、お昼、15時の休憩が待ち遠しかったです。

くたくたになって帰宅してから資格の勉強をしていました。本当にキツかったです。

男性　 48歳  土木・建設作業員

警備スタッフ、いわゆるガードマンを3年ほどやっていました。

交通誘導員で、工事現場や道路で車や人の誘導、安全確保がメインの作業になります。

警備はほとんどが外で行うことになりますから、夏は炎天下でアスファルトの上は40度を超えることがあり、蒸し焼きになりそうになります。

また冬は冷え込んで、手は凍り付くし肉体的にもつらいです。

よく世間からは警備は立ってるだけで楽だと言われますが、それは嘘で1日8時間も10時間も外で立っていると足がパンパンになります。

また道路の片側通行など、相方とうまく連携しないと車が渋滞し、ドライバーに怒鳴られます。

給料は日給月給で安いし、雨が降れば現場は中止になるので、その分手取りも減ります。

いくら頑張っても報われることのない仕事ですが、世の中には必要な仕事と思っています。

男性　 66歳　 警備スタッフ

私がまだ若かった頃のことですが、船のいかりに繋ぐチェーンを作る工場のことです。

真っ赤に焼けた鉄柱を加工してチェーンにしていくわけですが、目の前に焼けた鉄があるので、とんでもなく暑い作業でした。

真夏の日中に外に出て涼しく感じるほどでした。

汗だくになって作業するわけですから、水分補給が必要になります。

現代のように、ウォーターサーバがある時代ではないので、一時間おきくらいにジュースばかり飲んでいました。

その上、事故も多い工場でした、足を挟まれ、足の指を切断だったり、落下事故であったりと、今では考えられないほどの杜撰さでした。

給料も安いし、交替勤務であるし、さっさと辞めて正解であったと、今では思っています。

男性 　61歳 　工場作業員

とにかく人の出入りが激しい仕事でした。

仕事自体は梱包やピッキング、検品など単純作業ですが、新しく入った人に対して丁寧にじっくり教えるといった環境がなく、

わからないことがあっても

「知らない、他の人に聞いて」

と言われるだけだったり、たらい回しにされました。

その癖、ミス（梱包物の入れ忘れ、シールの貼り忘れなど）があった時は、徹底的に犯人探しをし、ミスした人に対して叱責、

上司が「この人を無視しろ」と言ってきます。

ミスをしたことに対して注意する、これから気を付けるようにと言葉をかけるのはどこにでもありますが、

その人の人格を否定し、無視しろとかイジメをしろという現場でしたので、すぐに辞めてしまいます。

ミスをしても隠す、ミスをしても知らんぷりといった悪循環が生まれ、業務が雑になり、個人の勝手な判断で仕事を進めるのでルールがないので、新しく入った方は戸惑ってしまってすぐに辞めてしまうことが続きました。

時間内にいかにスピーディーに業務を進めるかが重要で、丁寧に教えるとか関係ない、

新人だろうがベテランだろうが入ったからにはその日からでも早くしろ、とにかくやればよい、余計なことを考えるなという環境でした。

働いている人はしょせん駒捨て、辞める人は追わない、また新しい人を募集すればよい、

簡単な仕事なので人は来るのですがその後続かないので、常に新人さんがいる状況で長く働いている人が幅を利かせているような、とにかく続かない、底辺と言われてしまうのが分かるなと実感しました。

女性　 38歳 　倉庫作業員

田舎のコンビニだったので、程度の悪い中高生の万引きと、それがない時は暇なクレームをつけたい老人たちがやってくるので、肉体的にと言うよりも精神的にどっと疲れました。

たとえばペイペイでの支払いなどをやりたいという老人たちは自分で操作をせずに

「XXさんだったらやってくれる」

「自分達は老人でやり方がわからないのになぜ親切にできないのか」

「コピーができないの老人はどこかにいけというのか」

「ワクチンの予約の仕方がわからなくて家の人にも断られたからここでやりにきた。コンビニは便利という意味だろう。」

などとよくわからないことを言われ、それを追い返すのにも毎日体力を使っていました。

即出禁や通報できれば良いのですがそうはいかず。

頭を空っぽにしてなるべく何も考えないようにして時間が経つのを待っていました。

女性 　33歳 　コンビニ定員

不動産管理会社にて巡回の仕事で清掃作業を行っていたことがあり、最初は簡単な仕事と思っていましたが仕事をしていく中で直ぐに過酷さと底辺な仕事であることは理解できました。

それまではスーツを着用して商社の営業マンとして仕事をしてきた背景がありますが、過重労働により退職をしたことでこの仕事に就くことになった背景があります。

仕事内容は管理物件、主に賃貸アパートの共用部分の清掃作業と、ダストピットの清掃作業、草刈りや残置物の撤去になりますが、1日で17軒程度の巡回が求められていたので、休憩どころか昼食時間も取れないことは多々ありました。

例えばとある物件で草刈りに時間が掛かったり、ダストピットの清掃で違反ゴミがある場合では時間を費やしてしまいます。

底辺と言われるとは最初は思いもしませんでしたが、管理物件の入居者さんに対しては、常に笑顔で挨拶をするということは会社側から求められていましたが、

実際には若いカップルなどが外出する際に挨拶をしても無視されるだけではなく、

汚いものを避けるように遠回りで通り過ぎることは多く、この仕事は底辺だと実感した経験があります。

男性 　53歳 　清掃スタッフ

長距離トラックドライバーですが、ある時腰痛を発祥しました。

原因は荷物卸の際に、もちろんトラクター等で荷物を入れたり出したりする訳ですが、自分で運べるものは積極的に運びました。

それにプラス運転中はずっと座りっぱなしなので、腰に負担がかかったようです。

それで腰痛を発祥した状態での運転がだんだん辛くなりました。またトラック業界は当然時間にシビアで、時間にピッタリ到着することが求められます。

でもそのためにはどこかで時間を調整する必要があるのですが、何せあの大きな車で時間を潰すのはどこでも出来る訳ではありません。

高速道路のサービスエリア等で時間を調整するのですが、エンジンかけながらの仮眠はしているようで出来ません。

さらに少し早く行っただけで、お得意先に「早いわ！」と怒られた事もかなりあります。

男性 　41歳 ト　ラック運転手

私が担当するゴミステーション（ゴミ収集場）は、曜日毎で収集物が異なります。

収集量が最も多いのは燃えるゴミ。

燃えるゴミと燃えないゴミは入れるゴミ袋が異なり、各種ゴミはきちんと分別してゴミステーションに出さなくてはなりません。

分別が必要なのは、ゴミの中には資源として再利用されるものもあるからです。

燃えるゴミにしては

「重たいな？」

とは思いつつも収集車に投入し、荷箱内にゴミを詰める回転板が作動すると、ゴミ袋が破れ中に入っていたのは数冊の雑誌。

雑誌などの本は資源ゴミのため、燃えるゴミではありません。

しかし、生ゴミの水分を含んだ雑誌を収集車から取り出すのは手間なため、

ゴミ袋に入っていた雑誌を荷箱内に入り易いように鉄の棒でバラけさせようとしていると、

通学途中の女子高生が、「あっ、エロ本を見てる！」

燃えるゴミと一緒に入っていたのは、アダルトな雑誌。

収集日は決まっており、収集時間もほぼ同じ。

そのため、私がゴミを回収していると、通学途中の女子高生らに白い目で見られるようになりました。

生ゴミを収集する時は酷い匂いがするため、口にはマスク、液体が目に掛からないようサングラスも掛けているため、

勘違いしている女子高生には変質者と思われているのかもしれません。

男性　 51歳 　ゴミ収集スタッフ

大学生の時にファミレスでホールスタッフとして働いていましたが、土日、祝日、夏休み等の長期休み期間のランチタイム、ディナータイムはとにかく激務でした。

当時は客席でのタッチパネルや客席まで料理を運ぶロボット等のシステムが導入されていなかったため、お客様の案内、オーダー、料理提供、下膳、ドリンクバーの補充、お会計などと、

やることが山積みなのに人件費削減のためかスタッフの人手が全く足りておらず、常に頭も体もフル回転で働いていました。

限られた人数で精一杯できる限りの対応をしているにも関わらず、

お客様からは「早く持ってこい」「いつまで待たせるんだ」などと強い口調で怒られたり、

中には料理を全部食べ終わったあとに

「頼んだ料理と違う物が届いた。しょうがないから食べてやったけどお金を返せ。」

と理不尽なクレームを言われたり、心身ともに疲れることが多かったです。

女性　 33歳 　飲食店スタッフ

施設によって給料が全然違い、施設選びを失敗すると人間関係と給料両方で不幸な目にあう。

また基本的には体力と腰にきつい仕事ばかりが多い。また認知症などの病気の利用者さんが多く、意思疎通が難しかったり、暴言、暴力をふるう利用者さんも少なくない。

また利用者の暴力で腕などにあざや噛みつきの跡が残ったりする。

それでも振り払ったりするとこちら側が暴力をふるったことになるので、優しく言葉にして話してもらうしかないし血が出ていても利用者優先のためなかなか手当てにすぐいけない。

またご家族にそのことを話しても、あなたの対応が悪かったのではないかといわれることもある。

底辺職と言われて、この仕事が底辺ならそれを利用する人たちはもって底辺と言っているのではないのかなと思った。また人の生活を支えているのにそりゃないよねと思った。

介護職について利用者もその家族、一般の人も理解がなさすぎると思った。

女性 　35歳　 介護士

連勤続きの筋肉痛が治らず、疲労が蓄積していました。

児童発達デイに勤め、夜遅くまで働いてとにかく子どもたちに感染症が起きないように遊具という、遊具にアルコールを吹きかけて過ごしたコロナ感染症

明かに、これ舐めた方が害がありそうなほど消毒液をつけて、見えない菌と戦った。保護者も疲弊しているし

元気な言葉かけをしたいと思っても出る言葉は

「ため息まじりの疲れた」ということばかりを言っていた。

見えない敵と戦うことがここまでしんどいのか、売上は下がり仕事は増える一方、色々と考えた挙句に転職をするという方向性へシフトチェンジすることになる。

ただ、保育士は給料はめっちゃ安い、スキルはあるが人脈がない。

とても歯痒い思いをしつつ、現状に満足するしかない。

男性 　38歳 　保育士

シフト仕事で朝からの勤務と夜遅くまでの勤務が入り混じるため、生活リズムが乱れやすいので体がしんどいです。

また、クレーマーだらけというわけではないけれど顧客に文句をぶつけられること、

すぐに人が辞めてしまうのに会社の理解がなくなかなか人が補充されないので穴だらけのシフトで回さないといけなくてスタッフひとり当たりの負担が大きいこともつらいです。

業務的に、入社してすぐに受電ができるわけではなくしばらく学習に時間がかかるのに、人がほんとうに足りなくなってからしか補充されないので負荷が高い時期が長い。

さらにそのストレスがたまるせいで、一部のスタッフが精神的に疲労してしまい、

そこから体調を崩したり部署内の雰囲気が悪くなったりしてさらに人が減る…という悪循環に陥ることがたびたびあった。

女性　 33歳　 コールセンタースタッフ